ガラポン抽選器の仕組みと作り方まとめ。自作してみた!
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抽選会などでよく見かけるガラポン抽選器。
中身はどのような仕組みになっているんでしょうか?
ガラポン抽選器とは
デパートの福引きなどでよく使われる抽選器です。ハンドルを回すだけで抽選できるので誰でもすぐにできます。球の色で当たりを判別し、当たりだと鐘を鳴らしてくれるのが一般的です。
ガラポン抽選器の名前
ガラポン抽選器は呼び方がいっぱりあります。
関東圏では「ガラポン」、関西圏では「ガラガラ」と呼ばれることが多いそう。他にも「ガシャポン」と呼んでいる人もいます。または単純に「福引き器」とも呼ばれます。
このページでは「ガラポン」と呼ぶことにします。
ガラポンの正式名称は?
Wikipediaより引用します。
正式名称は新井式廻轉抽籤器(新井式回転抽選器)といい、かつて東京で帽子屋を営んでいた新井卓也が客へのサービスとして考案したためこの名がある。
こんな正式名称がありました。でも長くてわかりづらいので世間では「ガラポン」などと呼ばれているようですね。
ガラポンの構造は?
またもWikipediaを引用すると
一度に複数の抽選球が出てこないよう、構造上の工夫が施されている。
構造上の工夫…そこが知りたいんですよ!
どうやらガラポンの構造はこうだ!という情報は見当たりません。
ダンボールや木で自作している人がいたので参考にして構造を調査しました。
ガラポンの仕組みの調査・考察
調べてみると決まった仕組み・構造はありません。機能として1つの球を無作為に選び外に出せればいいのでいろいろな仕組みが考えられます。
例として1番簡単そうな仕組みを考えていきます。
抽選を行う部分について
抽選をするためにガラポン本体に抽選を行う構造が必要です。
例えば1つの球しか入らないようなポケットがいいでしょう。ガラポン内部に固定された抽選ポケットが回転して下に来たときそこに入った球が抽選された球ということになります。
ただしポケットに穴が開いていてそのまま外に出るのはダメです。何個も球が出てしまいます。
抽選ポケットに求められる機能は3つ。
- 球は必ず1つしか入らない
- ガラポンの中の球が最後の1つになってもポケットに入らなければならない
- ポケットが上にいくまで球を保持する
1番目が満たせていないとガラポン1周で球が2個以上出てきてしまいます。
また2番目を満たせていないと球が少なくなった時に何周もガラポンを回さなければならなくなってしまいます。
自作する上ではこの2点に気をつけなくてはなりません。ここがガラポン作りで最重要な点と言ってもいいでしょう。
球排出について
抽選ポケットが1つの球を選んだらそれを外に出します。
ここもやり方がいくつかあります。簡単なのは抽選ポケットが上に来たときにチューブを通って穴まで行く仕組みです。
つまりポケットには下にあるときに上方向に向かって穴が開いているということです。その穴からチューブを伸ばし、穴に直結しておけばできそうです。
ガラポンを作ってみよう!
ということで仕組みはなんとなくわかりました。早速作ってみようと思います。今回はしっかりしたものを作りたいので材料は木材を選択しました。
作り途中の写真はこちら。
青い球が収まっている部分がポケット。上方向に向かって穴が開いてます。ここにチューブを取り付けようと思ってます。ポケット手前の木片はポケットへのガイドです。
この仕組みでうまく行くと思うんですがどうでしょうか。完成までがんばります!
追記:完成しました。続きはこちら